研究課題/領域番号 |
14571867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
荒川 一郎 日本歯科大学, 歯学部, 講師 (00277592)
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研究分担者 |
小林 義典 日本歯科大学, 歯学部, 教授 (20095102)
志賀 博 日本歯科大学, 歯学部, 助教授 (50226114)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | ゴシックアーチ描記 / タッピング運動 / 咬合採得 / 6自由度顎運動記録装置 / 顎関節X線断層撮影 / 下顎頭位 / 下顎運動記録 |
研究概要 |
本研究は、ゴシックアーチ描記の練習が無歯顎者の下顎頭位に及ぼす影響を明らかにする目的で行った。結果は以下のとおりである。 1.20歳代の健常者3名を被験者として選択し、6自由度顎運動記録装置K3DMS2を用いて下顎限界運動と毎秒3回のタッピング運動を記録した。これらのデータから、ゴシックアーチとタッピングポイントの定量的な分析が可能なプログラムを開発した。その結果、ゴシック,アーチ描記時の下顎運動、前方描記路と左右側方描記路の長さ、展開角、ゴシックアーチ描記路上へのタッピングポイントの重ね合わせ、10個のタッピングポイントの平均点、その位置座標、標準偏差、変動係数を表示することができた。 2.新義歯の製作を希望する無歯顎者6名を被験者として選択した。実験は、ゴシックアーチの描記とタッピング運動とを記録後、エイペクスで咬合採得を行った(記録A)。次いで、下顎運動を被験者に視覚的にフィードバックさせながら、エイペクスが明瞭に描記できるようになるまでゴシックアーチ描記を練習させた。練習後、再びゴシックアーチの描記とタッピング運動とを記録し、エイペクスで咬合採得を行った(記録B)。X線断層撮影法により、記録Aと記録Bの2顎位における下顎頭位を記録した。記録間での比較の結果、前方・側方描記路は、記録Aよりも記録Bが有意に長く、またタッピングエリアの最大径は、記録Aよりも記録Bが有意に小さかった。下顎頭偏位インデックスは、記録Aよりも記録Bが有意に小さかった。 3.これらの結果から、ゴシックアーチ描記の練習によって、下顎運動範囲の増大、タッピング運動の安定化、下顎頭位の改善が得られる可能性が示唆された。
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