研究課題/領域番号 |
14572265
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
岡 美智代 北里大学, 看護学部, 助教授 (10312729)
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研究分担者 |
石田 貞代 山梨県立看護大学, 看護学部, 教授 (60279940)
河村 誠 広島大学病院, 講師 (10136096)
高橋 菜美 北里大学, 看護学部, 助手 (80383553)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | Evidence based practice / 国際情報交換 / 尺度開発 / オーストラリア / 研究活用のバリア / 等価性 / 研究への態度 / 専門的実践 / 信頼性 / 妥当性 |
研究概要 |
本研究は次の3研究よりなる。 【研究1 Evidence based practice(EBP)に関する日本語版尺度の開発と等価性の検証】目的:看護師のEBPに関する日本語版尺度を開発し、英語版尺度と日本語版尺度の等価性を検証する。方法:使用尺度は、Professional Practice Scale(PPS)、Attitudes to nursing research scale(ARSQ)、Barriers to Research Utilization Scale(BRUS)の3つ。英語版尺度の作者より許可を得、和訳と反訳を繰り返した。その後、54名から両言語版尺度の回答を得た。結果:全質問項目に有意相関がみられた。結論:等価性は検証できた。 【研究2 EBPに関する日本語版尺度の信頼性・妥当性の検証】目的:研究1で等価性が確認できたEBPに関する日本語版尺度の信頼性と妥当性を検証する。方法:看護師664名から、専門的実践尺度、看護研究への態度尺度、研究活用のバリア尺度への回答を得た。結果:因子数とα係数は、専門的実践尺度は1因子、0.83、看護研究への態度尺度は2因子、0,55、研究活用のバリア尺度は3問削除により4因子、0.89であった。結論:専門的実践尺度は英語版と同様の項目で妥当と考えられるが、他の2尺度はα係数が低かった因子もあり、調整しながら使用することが望ましい。 【研究3 EBPに関する日豪比較】目的:日豪のEBP比較を行い我が国の実態を明らかにする。方法:日本人看護師664名、豪州看護師133名から、研究1と2に示す両言語尺度による回答を得た。各尺度の得点は高値であるほどEBPが高いことを示す。結果:PPSとARSQは日本よりも豪州の方が有意に高値であった。BRUSは有意差はみられなかった。結論:我が国の看護師のEBPに対する認識や態度は、研究に対する障害は差がないにもかかわらず豪州看護師よりも低かった。
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