研究課題/領域番号 |
14580316
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
石原 保志 国立大学法人, 筑波技術短期大学・障害者高等教育センター(障害者支援研究部門), 助教授 (70212917)
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研究分担者 |
小林 正幸 国立大学法人, 筑波技術短期大学・障害者高等教育センター(障害者支援研究部門), 教授 (50215365)
中瀬 浩一 国立大学法人, 筑波技術短期大学・障害者高等教育センター(障害者支援研究部門), 講師 (20369309)
三好 茂樹 国立大学法人, 筑波技術短期大学・障害者高等教育センター(障害者支援研究部門), 助教授 (80310192)
内野 權次 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター(聴覚障害系), 教授 (30100811)
斎藤 まゆみ 筑波技術短期大学, 聴覚部・一般教育等, 助手 (00223339)
大沼 直紀 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター・(聴覚障害系), 教授 (20169022)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 聴覚障害 / 遠隔指導 / 発話指導 / 構音 / インターネット / コミュニケーション / 遠隔地指導 |
研究概要 |
遠隔によるコミュニケーション、音声評価、発話指導を試行した結果、以下の事項が明らかにされた。 (1)指導環境の整備と評価 インターネットを介して集録した聴覚障害学生の音声と対面して集録した音声を、聴覚障害児の発話指導を担当している聾学校教員11名が評価した。この結果、単音節発音明瞭度に関しては同一被験者の音声で両条件の差は10%未満であり、有意な差は認められないことが明らかにされた。 (2)発話指導の実施と評価 聴覚障害学生1名に対して、対面指導と学内LANまたはインターネットを介した指導を交互に実施し、指導に際しての意思伝達、教材選択、教材使用法に関する両条件の差異を検証した。この結果、インターネットを介した指導において、マイクおよびスピーカを使用した場合の音の回り込みに対する方策が必要であること、インターネットを介したシステムは電話回線を介したテレビ電話システムと比較して、画像の品位と動き、音声の品位、画像・音声の電送におけるタイムラグがありこの対策が必要であることが示された。 (3)指導法および指導環境に関する検討 対象者が児童である場合には、指導者と学習者のラポートを成立させるため、始めの数回の指導は対面で実施する必要があることが示された。指導に際しては、構音器官(口唇や舌)に直接触れる必要がある事項は担任教師の協力を得て行うことが有効であること、このために予め担任教師に教材を提供しておく必要があること、学習者に対する教示において指導者側にホワイトボードを設置するなどの工夫が必要であること、学習者を撮影したモニター画面の他に学習者側の全体像を確認するためのモニター画面が必要であること、等が確認された。 対象者が青年期の聴覚障害者である場合には、学習者自身がコンピュータの操作にある程度習熟していれば第三者の介添えなしに指導を実施することが可能であるが、画像及び音声から構音の動態を把握することは困難であり、遠隔指導はドリル的な内容に限定されるであろうことが示された。 音声の品質は指導に必要な要件が確保されるものの、タイムラグに関しては指導者、学習者の双方がこれを意識したコミュニケーションが必要であることが示された。
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