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牛可食部におけるプリオンタンパク質の分布および中枢神経組織混入の有無

研究課題

研究課題/領域番号 14656097
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 畜産学・草地学
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

関川 三男  帯広畜産大学, 畜産学部・畜産科学科, 教授 (30120489)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードBSE / GFAP / ELISA / 脳脊髄 / 枝肉洗浄 / 乳酸 / PrPc / 2D-PAGE / クエン酸
研究概要

食肉となる筋組織にはほとんど存在せず脳脊髄組織に特異的で量的にも豊富なグリア繊維性細胞酸性タンパク質を指標として、食肉および食肉加上品に混在する脳組織を検出するためのELISA法において湿重量比で0.01%まで検出可能なことを明らかにした。この方法を用いて牛および豚の市販枝肉やブロック肉表面における脳脊髄組織の存否を調査すると、枝肉のネック部分には頻度は低いものの陽性反応を示すものが認められ、これは枝肉の洗浄が不十分であることによると推定された。一方、豚肉、牛肉および鹿肉ともに食肉および豚加工製品には全く陽性反応は認められなかった(口演、日本畜産学会、2002)そこで、牛肉、豚肉およびその脂肪面に脳組織を塗布し、いくつかの洗浄液を用いて中枢神経組織の除去方法を検討した。その結果、乳酸をはじめとする有機酸が温湯、アルカリ水、中性洗剤等よりも高い除去効果を示すことが明らかとなった(口演、帯広畜産大学BSE対策シンポジウム、2003)。食肉に脳組織を混合し冷蔵するとグリア繊維性細胞酸性タンパク質が食肉の熟成に伴い分解されることが電気泳動像から明らかとなった。そこで、効率的な新規指標タンパク質の検索を行うと二次元電気泳動で有望なスポットが数個見出された。脊髄の背根神経質付近の筋を用いてPrPc抗体による免疫染色を行うと、神経節を含めて筋全体に弱い反応が認められるだけであった。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 関川三男 他: "醗酵食肉製品に用いる有用細菌の食塩による生育阻害に対するアルギニンの緩和効果"北海道畜産学会報. 第45巻. 17-23 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Sekikawa, M., et al.: "Color and its stability in venison from Cervus Nippon yesoensis."Korean Journal for Food Science of Animal Resources. 23・4. 309-314 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 関川三男他: "醗酵食肉製品に用いる有用細菌の食塩による生育阻害に対するアルギニンの緩和効果"北海道畜産学会報. 第45巻(印刷中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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