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ノンパラメトリック回帰による非線形構造の探索とその実装

研究課題

研究課題/領域番号 14780171
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 統計科学
研究機関大阪大学

研究代表者

坂本 亘  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助教授 (70304029)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードノンパラメトリック回帰 / 平滑化スプライン / 罰則付き最尤推定 / 平滑化パラメータの選定 / 経験Bayes推定法 / 周辺尤度 / Bayes流接近法 / 探索的データ解析 / 制限付き最尤推定 / 混合効果モデル
研究概要

本研究の目標は,データの背後にある複雑な非線形構造を探索・抽出するための道具として,ノンパラメトリック回帰,とくに平滑化スプラインの有用性を実証し,その方法を実装したアプリケーションを開発することであった。
本年度に実施した研究内容は以下のとおりである。
1.応答のベキ変換による加法モデルの拡張
加法モデルにおける仮定(加法性,分散均一性,正規性など)の妥当性を評価するために,ベキ加法化平滑化スプラインやベキ重み付き平滑化スプラインなどを提案し,Fortranプログラムによる実装を行った。応答のベキ変換パラメータを分散・平滑化パラメータと同時に最大周辺尤度法(経験Bayes法)によって選定する。ベキ加法化平滑化スプラインでは周辺尤度の正確な計算は困難であるため,その近似方式を提案した。本方式の近似精度,および本方式を用いた場合の加法関数の推定性能を,事例研究やシミュレーションを通じて評価し,推定されるベキ変換が非線形構造を考慮しながら加法性や分散均一性などの要件を達成するという妥当な結果を得ることができた。
2.ABIC(赤池Bayes情報量基準)による最適なモデルの選定
平滑化スプラインの線形混合モデルによる表現を利用することにより,包括的な階層型のモデル族を構築することが可能となる。モデルが非線形(ノンパラメトリック)成分を含むかどうかの診断は,線形混合モデルのランダム効果に関する診断に帰着され,必要となる分散パラメータの個数の選定にはABICを用いることができる。本方式の有用性を事例研究などにより確認した。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (2件)

  • [雑誌論文] ベキ重み付き平滑化スプラインによる分散均一性の診断2004

    • 著者名/発表者名
      坂本 亘
    • 雑誌名

      応用統計学 33巻1号

      ページ: 27-49

    • NAID

      10013540290

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 坂本 亘: "制限付き最尤推定法による平滑化パラメータの選定:効率的な計算方式とその適用"計算機統計学. 15巻1号. 19-46 (2002)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 坂本 亘: "制限付き最尤推定法による平滑化パラメータの選定:効率的な計算方式とその適用"計算機統計学. 15巻1号(発表予定).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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