研究課題/領域番号 |
14780200
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 広島大学 (2003-2004) 北陸先端科学技術大学院大学 (2002) |
研究代表者 |
中野 浩嗣 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30281075)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 無線通信 / 省電力 / ネットワーク / プロトコル / センサーネットワーク / 無線ネットワーク / 省電力プロトコル |
研究概要 |
多くのセンサーノードから構成されるセンサーネットワーク上で、さまざまな処理を低消費電力で行なう通信プロトコルを開発した。センサーノードとは、センシング機能と無線通信機能をもつ小型デバイスである。ここでセンシング機能とは、温度な振動などを想定しており、具体的に何をセンシングするかは問わない。センサーノードは無線通信用のアンテナをもち、一点範囲内の他のセンサーノードと情報を交換したり、また遠くのベースステーションと通信することも可能である。センサーノードの配置は自由であるが、ここでは一定の制約を設ける。具体的には、領域を格子状に分割し、各セル(正方形の領域)は、高々1つのセンサーノードが配置されているものとする。セル内のどの位置かは問わない。このようなセンサーネットワークで、各センサーノードがセンシングした情報を収集する省電力プロトコルや、センシング情報を並び替える省電力プロトコルを開発した。例えば√n×√nの大きさのセンサーネットワークで、各センサーのセンシングした情報をベースステーションに収集するプロトコルを設計した。情報の収集に要する時間は、O(n^<1/4>)であり、極めて高速である。また、各センサーノードが送受信を行なうのは高々O(1)回なので、送受信に要する電力消費は最小である。さらに、センサーノードが故障し、正常に動作しているセンサーノードをもたないセルが存在する場合でも、若干の性能の悪化で、情報を収集することができる耐故障通信プロトコルも開発した。この通信プロトコルは、故障センサーノードを検出できていることを前提としているが、センサーネットワーク上の全ての故障センサーノードを検出する省電力通信プロトコルも開発した。よって、故障が多発しうるあらゆる状況において、効率よく情報の収集を行なうことができる。
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