研究課題/領域番号 |
14J01934
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 総合研究大学院大学 |
研究代表者 |
喬 旦加布 総合研究大学院大学, 文化科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | チベット / 伝統文化 / 変容 / 継承 |
研究実績の概要 |
本研究は中国青海省同仁県ワォッコル村を主たる調査地とし、近年、観光化が進むルロ祭を中心に、現地で継承されている儀礼を歴史的・文化史的視点で分析するものである。つまり、村で行われている祭祀儀礼の行事、踊り、音楽、しぐさなどの意味を考察し、三つの村の連帯関係と村の歴史を解明するために研究を進めた。 調査は平成27年7月24日~9月24日と平成28年2月3日~3月28日の2回にわたって中国青海省に赴き、フィールド調査を行った。夏の調査では歴史的にチベット族、トゥ族、漢族、モンゴル族の文化が接触・交流してきた地域において、歴史、民族的アイデンティティ、儀礼における実践と変容などの現状について、冬の調査は、仏教の法要と数十年間におよぶ社会変化を背景に、ごく最近の文化復興がいかに進められるかについて、考察を一層深めるための貴重なデータを得た。 研究成果の公開は、平成28年5月30日~31日に行われた日本で本専攻最大な学術研究大会である文化人類学会の第49回研究大会で発表を行い、村の歴史と人々のアイデンティティなどについて諸研究者らからアドバイスや助言を受けた。また、札幌市「ヒマラヤ圏サパナ」と岐阜県谷汲町善立寺の招待を受け、それぞれ「チベットアムド地域における遊牧民と祭り」と「チベットの人々の日常信仰」というテーマで講演を行った。さらに、平成26年度の日本チベット学会と国立民族学博物館のシンポジウムでの発表をもとに論文を執筆し、査読付きの学会誌と研究報告書に刊行した。今年の6月17~25日にノルウィー国で開催される第14回国際チベット学会(IATS)と8月1日~4日に北京で開催される第6回北京国際チベット学会(BISTS)でも研究発表を行う予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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