研究分担者 |
英保 茂 京都情報大学院大学, 教授 (40026117)
関口 博之 京都大学, 大学院・情報学研究科, 助手 (90243063)
松田 哲也 京都大学, 大学院・情報学研究科, 教授 (00209561)
水田 忍 京都大学, 大学院・情報学研究科, 助手 (40314265)
浦山 慎一 京都大学, 大学院・医学研究科, 助手 (10270729)
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配分額 *注記 |
52,200千円 (直接経費: 52,200千円)
2006年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
2005年度: 14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
2004年度: 12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
2003年度: 13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
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研究概要 |
本研究では,速い時間変化を表わす画像と経過観察など遅い時間変化を表わす画像の両方を対象とし,高解像度時系列画像の閲覧・観察支援法の開発と自動領域抽出や定量的画像計測結果を与えることによる診断支援システムの開発を目標として画像撮像方法から画像処理まで一連の流れを重視して研究を進めた.期間中に具体的成果を上げるため,基礎的手法の開発や検討と同時に主として3つのシステム開発に取り組み次の成果を得た. 1. 速い時間変化画像の例:4次元心臓MRタギング法による心機能解析CAD (1)心・呼吸の同時同期法による呼吸下撮像法とそのための画像再構成法・データ補正法(k-t補間法)を開発し,その有効性を示した.(2)高解像度4次元画像解析のために,空間及び時間の4次元(x,y,z,t)に画像濃度(I)の1次元を加えた5次元空間内での曲面解析によりタグを強調・抽出する5次元濃度超曲面法を開発しその有効性を示した.(3)心疾患患者を含む複数被験者から約100例の高解像度胸部4次元MRデータセットを取得した. 2. 遅い時間変化画像の診断支援の例:ヒト胎児発達過程の観察支援 (1)ヒト胎児標本の大規模データベースとその検索・表示システムを作成した.検索・表示システムでは異なる標本の時系列に沿った検索と表示が可能であり,時系列画像診断支援システムへの可能性が示された.(2)データベース構築にあたりディジタル画像表現法RBCTを提案し,領域抽出や画像表示における有効性を示した. 3. 研究成果の全体統合システムへの還元:CT像からの大動脈領域の抽出・評価システム (1)表記システムを統合システムPLUTOのプラグインとして実装して有効に機能することを確認した.(2)血管や石灰化の自動抽出と経過観察について,特定領域データベースのデモ画像6例において有効性を確認した.
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