研究課題/領域番号 |
15209060
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
永井 教之 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (90085770)
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研究分担者 |
長塚 仁 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教授 (70237535)
MEHMET Gunduz 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (70333507)
山本 敏男 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (30107776)
高木 慎 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教授 (40116471)
玉村 亮 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (00403494)
長岡 紀幸 岡山大学, 歯学部, 教授 (70304326)
井上 正久 徳島文理大学, 薬学部, 助手 (20223274)
辻極 秀次 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (70335628)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
48,100千円 (直接経費: 37,000千円、間接経費: 11,100千円)
2006年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2005年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2004年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2003年度: 17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
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キーワード | 歯原性腫瘍 / 歯胚 / エナメル上皮腫 / 免疫組織化学 / In situ hybridization / 細胞分化 / 蛋白発現 / 遺伝子発現 / ヘパラナーゼ / ヘパラン硫酸 / 口腔癌 / ING / Notch / Jagged / Hes / Math / 遺伝子 / 基底膜 / IV型コラーゲン / α鎖 / 成長因子 / Amelogenin / MDPC-23 |
研究概要 |
本研究では歯原性腫瘍の生物学的性状及び歯胚の発育・細胞分化について明らかにすることを目的として分子生物学的解析を行った。 1.エナメル上皮腫におけるAmelogenin遺伝子の発現様式は歯牙発生時と異なっており,腫瘍化に伴う性染色体のエピジェネティクスな変化が,Amelogenin遺伝子の制御に影響を及ぼした可能性が示唆された。 2.良性および悪性歯原性腫瘍において基底膜の構成成分であるIV型コラーゲンα1〜α6鎖の局在を免疫組織化学的に検討した結果、良性では歯胚への分化と相関し、悪性ではその局在において特異性を示すことを明らかにした。 3.歯胚発生におけるNotch signaling pathwayの機能解析を行うため、マウス臼歯でのNotch1,ligandであるJagged2,ターゲット遺伝子であるHes5,また、Hesによりinhibitされる分化因子Math1のmRNAの発現をin situ hybridizationにより検索した。Jagged2とMath1は歯胚の進んだ段階で、エナメル芽細胞や象牙芽細胞の分化の調整に関わっていると考えられた。Math1は、歯胚発生において細胞分化を誘導するNotch1シグナリングカスケードと密接に関与することが示された。生後段階でのエナメル芽細胞や象牙芽細胞の分化におけるNotch1の一時的な発現は、Notch1がシグナルを通しての細胞分化に特異的で短期間に機能することを示唆していると考えられた。 4.良性および悪性歯原性腫瘍におけるヘパラナーゼの発現に加え,ヘパラナーゼが特異的に分解するヘパラン硫酸およびヘパラン硫酸結合性サイトカインであるBMP-4について検討した。ヘパラナーゼは歯原性腫瘍において特異的な発現を示し,ヘパラン硫酸とヘパラン硫酸結合性サイトカインの調節により,その浸潤や細胞の分化に関与する可能性が示唆された。
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