研究課題/領域番号 |
15300244
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生活科学一般
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
諸岡 晴美 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (40200464)
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研究分担者 |
北村 潔和 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (40023634)
鳥海 清司 富山大学, 人間発達科学部, 助教授 (60227676)
諸岡 英雄 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (40021175)
中橋 美幸 富山県工業技術センター, 生活工学研究所, 研究員 (90416149)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
14,600千円 (直接経費: 14,600千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2003年度: 9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
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キーワード | 高弾性衣料 / スポーツウェア / 衣服圧 / 女性ファンデーション / 靴下 / 生理反応 / 感性 / 快適性 / テーピング機能 / レッグウェア / 筋電図 / 健康 / セリシン加工 / 卵殻膜加工 / 高弾性 / ファンデーション / パンティストッキング / 圧迫感 / 感性工学 / 人体生理 |
研究概要 |
本研究では、高弾性衣料として、女性ファンデーション、レッグウェア、スポーツウェアを取り上げ、繊維組成・糸構造・編構造、衣料のデザイン・カッティング・サイズの各因子と衣服圧強度・衣服圧分布との関係を検討するとともに、その衣服圧が人体生理に及ぼす影響を、従来の静止時に加えて運動時・活動時について、さらに若年層に加えて中高齢層をも対象に検討を行った。 また、レッグウェアについては、従来軽視されがちだった色柄などの審美特性についても重点的に検討するなど、本研究においては、生理的にも心理的にも健康で快適な高弾性衣料のための基礎的研究から具体的な設計指針を導出し、開発研究にまで繋げることを目的として、被服材料学的、人間工学的、被服生理学・運動生理学的、感性工学的観点から総合的・複合的に解析した。当該期間の研究成果は以下の通りである。 1.女性ファンデーションとして、ウェストニッパーおよびブラジャーを取り上げ、衣服圧に及ぼす要因を明らかにする一方、衣服圧が人体生理・心理に及ぼす影響を明らかにした。また、ファンデーション素材の熱特性と温熱的決適性についても検討した。 2.レッグウェアとして、サポートタイプパンティストッキング(パンスト)および紳士用靴下の圧的快適性に関する研究を行った。また、審美特性としてパンストの透明感、色彩と縞柄の視感、パンストの構造特性と審美特性との関係を明らかにした。 3.スポーツ時の人体生理に関する基礎的研究に加え、歩行・走行時の脚部疲労を軽減しうる圧分布を明確化した。また、腕伸展運動および膝関節運動時に活動筋を支援しうる圧分布のあり方を、弾性テープを用いた数種のテーピング効果を解析することにより明らかにした。 4.その他、シリンダー方式による脚型着圧測定装置の開発や高機能性付与素材の効果の検証等を行った。 以上の研究は、報文21報、投稿中2報の他、5報を投稿準備中、1件の特許出願を予定している。これらのことから、本研究の目的は十分に達成されたと考えられる。
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