研究課題/領域番号 |
15310026
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価・環境政策
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研究機関 | 三重短期大学 (2005) 三重大学 (2003-2004) |
研究代表者 |
上野 達彦 三重短期大学, 学長 (40115689)
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研究分担者 |
朴 恵淑 三重大学, 人文学部, 教授 (10273343)
福田 和展 三重大学, 人文学部, 助教授 (10324500)
鹿嶋 洋 三重大学, 人文学部, 助教授 (50283510)
寺川 史朗 三重大学, 人文学部, 助教授 (50345964)
西村 智朗 三重大学, 人文学部, 助教授 (70283512)
山本 真吾 三重大学, 人文学部, 助教授 (70210531)
豊島 明子 三重大学, 人文学部, 助教授 (10293680)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
2005年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2004年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2003年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 四日市公害 / 国際環境協力 / 東北アジア / 東アジア / 環境協力 / 四日市学 / 東北アジア(日中韓ロ) |
研究概要 |
我々の3年間の主な研究成果は以下の3点である。 第一に、韓国、中国、極東ロシアで公害問題の実態調査をおこない(H15年度:韓国、H16年度:中国および極東ロシア、:H17年度、韓国および極東ロシア)、現地研究者との意見の交換をおこなった。その結果、東北アジア地域圏において深刻化する環境破壊に対する諸政策を地域経済の発展と調和させることが、この地域園が直面している諸問題を解明するために必要であることを実証した。特に四日市喘息のような地域公害の克服に対して、市民、行政および企業が取るべき対応に関する再評価もおこなった。 第二に、毎年(計3回)国際シンポジウムを開催し(三重大学の国際環境シンポジウムとしては第3〜5回に相当する)、中国、韓国、ロシアから研究者を招聘して、国内の専門家も交えた積極的な議論を行った。そこでは、経済格差や統治システムの違いなどの違いからいくつかの課題を認識しつつも、極東アジアにおける国際環境協力の重要性と学際的かつ統合的な環境学の構築の可能性を見いだすことに成功した。 最後に、既存の学問領域にとらわれない人間学、未来学、環境教育学、アジア学としての「四日市学(YOKKAICHI Studies)」を提唱し、その成果として、その成果として『環境快適都市を目指して四日市公害からの提言』(2004年・中央法規)、『四日市学未来をひらく環境学へ』(2005年・風媒社)を公刊した。
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