研究課題/領域番号 |
15320024
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 武蔵野美術大学 |
研究代表者 |
玉蟲 敏子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (10339541)
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研究分担者 |
相澤 正彦 成城大学, 文芸学部, 教授 (10159262)
大久保 純一 人間文化研究機構 国立歴史民族博物館, 研究部, 助教授 (90176842)
田島 達也 京都市立芸術大学, 美術学部, 専任講師 (40291992)
並木 誠士 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (50211446)
星野 鈴 東京造形大学, 造形学部, 教授 (90366378)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
14,700千円 (直接経費: 14,700千円)
2005年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2004年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2003年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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キーワード | 古画備考 / 書画 / 江戸時代 / 情報 / 江戸 / 古画趣味 / 美術史 / 備忘録 |
研究概要 |
本研究は、代表者1名・分担者5名・協力者6名の合計12名から構成される研究組織で推進しており、平成15年度から平成17年度の3年間、全員出席の定例研究会を7回(そのうち1回はミニ・シンポジウム)、都内および関西の古美術商を中心とした定例見学会(調査)を5回実施し、また分担者各自が期間内において、それぞれ分担分野の研究・調査活動を展開した。以下、研究成果と達成度を箇条書きにする。 1.分担分野の個別的な新知見の発表 2.共同研究メンバー全員参加による「『古画備考』原本引用書画・資料一覧(未定稿)」の作成 このデータベースは、『古画備考』原本を、作者・資料、画像・署名・印章、作品・資料の情報と情報提供者、編者朝岡興禎のコメント、研究分担者・協力者自身の見解、などの項目によって整理した中間報告として作成したものである。 3.『古画備考』全巻の本文の入力の完了 4.東京藝術大学附属図書館所蔵の『古画備考』原本のディジタル画像撮影が完了 1.および2.の研究成果については、各自の研究論文のほか、研究成果報告書(全二冊)に掲載している。ただ、1については、2.のデータベース作りに手間取ったため全員参加とはいかなかったが、これらについては後日改めて公刊の機会を得たいと考えている。3.4.の2件は当初より計画している、原本・活字本・活字本の底本の三本の校合作業を進めるための基礎的なインフラの整備として行った。 今後の課題は、上記データベースを活用して、埋もれた資料・作品の発掘にさらに努めることと、原本・活字本の底本・活字本の校合作業の完成である。これらの作業も大変に困難を極めるものだが、現在我々が置かれている美術史研究のあり方を客観的に理解するためには必須の作業であり、すべての課題を完了するべく、科学研究費の継続交付を許可された第二期の共同研究を進めているところである
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