研究課題/領域番号 |
15591498
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
村崎 かがり 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (50246485)
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研究分担者 |
遠藤 真弘 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (20075302)
冨澤 康子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (00159047)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | マウス / 非侵襲的検査 / 心エコー / 動脈管 / 心疾患 / 心不全 / 心血管 / ラット / hesr / Notchシグナル / エコー検査 / 心室中隔欠損 / 心電図 / 三尖弁 |
研究概要 |
心臓血管径ノックアウトマウス(hesr)における心機能評価と心不全発症機構の解明を目的にこの研究を開始した。心臓血管領域におけるノックアウトマウスの大多数は致死的であり、成体まで生き延びるものは珍しい。なぜなら血管の形成されない動物は生存できないからである。心不全で死亡した本ノックアウトマウスには著明な右房および右室肥大があった。心機能評価として非侵襲的にエコー検査をPMS社製エコー診断装置HDI-5000 Sono CT XRESに小型高性能プローブCL15-7 high frequency Linear probeを用いて行った。まずBabyマウスは心拍が早いため心電図を検査することに難渋したが、入力抵抗の大きいタングステンのワイヤー電極をもちいて雑音を少なく、心電図をとることを可能にした。本ノックアウトマウスではVSDの描出が可能であった。また、心不全の原因が冠動脈の走行異常である可能性が否定できないため、エコー検査後に試料を採取し、樹脂(マイクロフィル)を注入し、周囲の組織を透明化し、観察することを試みた。用いた樹脂の粘度が低く、浸透が良好なため、細い左右の冠動脈の走行を観察することが可能になった。この研究において心機能、血管の評価の精度を増す試みとして、満期の母胎から帝王切開で正常babyラット(約5.5g)生後15分後にPDAの描出をエコーを用いて試み、その後試料を採取して血管の鋳型を樹脂で作成した。現在臨床で使用されている機器を用いて試料の評価を行ったが、標本のサイズが小さく、心拍が速く、検体数が限られていたが有効に利用した。
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