研究課題/領域番号 |
15603001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞死(アポトーシス)
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
見上 一幸 宮城教育大学, 環境教育実践研究センター, 教授 (90091777)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | Paramecium caudatum / macronucleus / micronucleus / nuclear apoptosis / meiosis / germ line / nuclear division / nuclear differentiation / Nuclear apoptosis |
研究概要 |
本研究ではゾウリムシParamecium caudatumを用いて、核アポトーシスの機構を核間(親栄養核、新栄養核、親生殖核、新生殖核)の相互作用という観点から明らかにするとともに、多細胞のCaspases依存型アポトーシスがそのまま適応されるのか、Caspases非依存型であるか検討を進めてきた。ゾウリムシには核アポトーシスと考えられる三つの現象(第1回核アポトーシス:減数分裂後の4生殖核のうちの3核の凝縮退化。第2回核アポトーシス:接合終了後の4仮生殖核のうちの3核の退化。第3回核アポトーシス:接合後の親の栄養核の退化。)があり、これらの共通性を探ることが本年度の一つの目標であった。 1.第1回核アポトーシスについては、関与する遺伝子の単離をサブトラクションにより試み、得られた1000のDNAクローンの中から、100クローンについて塩基配列を決定した。その結果、4種類の配列が見つかった。これらの一つは、すでに明らかになっているSUMO遺伝子と相同性が高いことが明らかになった。最近、P.tetraureliaでは、この遺伝子は、栄養核分化時のDNA編集に関わるという報告がなされているが、本研究では核アポトーシスとの関係も示唆される。 2.第2回核アポトーシスについては、以下の点が明らかになった。(1)過剰小核除去は、栄養期には無く、接合時期に特異的である。(2)分裂小核の決定は、退化機構とは独立である。(3)小核移植実験から、分裂小核の選択決定は、第一細胞分裂の少し前に起こる。(4)小核退化の過程で、核の凝縮は起こらないと考えられる。 3.第3回アポトーシスでは、接合後第5細胞分裂の時期に、それまで新栄養核に接していた親の大核(断片核)は、新栄養核から離れるとともに壊されるという結果を得た。親の大核が新栄養核から離れることと核アポトーシスの機構は不明である。
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