研究課題/領域番号 |
15656209
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
丹治 保典 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教授 (00282848)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | バクテリオファージ / 大腸菌 / 表層工学 / ファージセラピー / ファージ / 大腸菌O157:H7 / レセプター / 緑色蛍光タンパク / 病原性大腸菌 / 宿主認識 / 蛍光検出 |
研究概要 |
現在、細菌感染症の治療には主に抗生物質が用いられているが、多剤耐性菌の出現や副作用が問題となっている。そこで、抗生物質に代表される化学療法に代わる治療法として、バクテリオファージを用いる治療、ファージセラピーを実施した。モデル疾患として大腸菌O157:H7を選定した。家畜糞便や下水流入水から大腸菌O157:H7特異的ファージをスクリーニングした。26種のファージの溶菌特性を解析し、出現した各ファージ耐性菌に対しスポットテストを実施した。プラークを形成したファージの組み合わせから、3種のファージ混合液(SP15-21-22)を選定した。SP15-21-22カクテルは好気条件下の回分培養では、耐性菌の出現を伴わない大腸菌O157:Hの制御を行うことができた。しかし、嫌気条件下では耐性菌の出現が認められた。 SP15-21-22カクテルをマウスに経口投与することで、腸管内大腸菌O157:H7のコントロールを試みた。低濃度(10^8PFU/mouse)のファージ投与では、腸管からファージが流失してしまった。一方高濃度(10^<10>PFU/mouse)のファージを毎日投与した群では、マウス糞便、および腸管内の大腸菌O157:H7濃度を減らすことができた。ファージは宿主細菌以外への感染は無い。従って、腸管細菌叢のなかで、病原菌だけを抑制する手段として期待される。
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