• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

メチル化によるエピジェネティクなゲノム変化と統合失調症との関連解析

研究課題

研究課題/領域番号 15659273
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関国立精神・神経センター

研究代表者

北條 浩彦  国立精神・神経センター, 疾病研究第7部, 室長 (60238722)

研究分担者 功刀 浩  国立精神・神経センター, 疾病研究第3部, 部長 (40234471)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードエピジェネティクス / DNAメチル化 / 統合失調症 / 関連解析 / DNAメチレーション / エピジェネティク / ゲノムDNA
研究概要

様々なDNA多型マーカー(マイクロサテライト、SNP)を用いた統合失調症との関連研究が数多く行われてきている。しかしながら、未だ有力な関連を示すDNA多型マーカーや遺伝子を同定するには至っていない。その一つの原因として、複雑な多因子疾患である統合失調症の発病や病態において、塩基配列変化以外のさらに高度なメカニズムが関与している可能性が考えられる。そして、その様なメカニズムの一つとして、DNAメチル化によるエピジェネティクなゲノム変化の関連が考えられる。もし、その様なゲノム変化が関与しているならば、従来の解析方法ではその変化を検出することはできない。そこで今回、ゲノムDNA上のメチル化の違いを調べるために、メチル感受性制限酵素とリアルタイムPCR法を用いた新しい解析方法を開発し、その方法を用いてヒトリーリン遺伝子のプロモーター領域内のメチル化程度(メチル化の量的違い)を調べた。その結果、個人個人でメチル化の程度(量)が異なることが示唆された。さらに、健常人群では、そのメチル化程度と年齢との間に有意な相関関係が観察されたのに対して、患者群ではそのような相関関係は観察されなかった。このような違いが、疾患とどのように関連するかは今後の重要な研究課題であると考える。また、今回開発した解析方法は、精神疾患とDNAメチル化との関連研究だけに限らず、その他の疾患とDNAメチル化との関連研究にも広く応用できると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Influence of assembly of siRNA elements into ・・・2005

    • 著者名/発表者名
      Ohnishi Y. et al.
    • 雑誌名

      BBRC 329

      ページ: 516-521

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Association study of the chemokine, CXC, ・・・2005

    • 著者名/発表者名
      Tamura Y. et al.
    • 雑誌名

      Neurosci.Letters (in press)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] RNAi induction and activation in ・・・2004

    • 著者名/発表者名
      Sago N.et al.
    • 雑誌名

      BBRC 319

      ページ: 50-57

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi