研究課題/領域番号 |
15790523
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
寺田 知新 岐阜大学, 大学院・医学研究科, 助手 (30345780)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 分類不能型免疫不全症 / IgA欠損症 / 高IgM症候群 / 膜結合型重鎖 / DNAチップ |
研究概要 |
1.膜結合型重鎖(IgG、IgA、IgM)を特異的に増幅するプライマーを設定し、膜型免疫グロブリンのmRNAの発現をPCR法を用いて半定量的に解析し、分類不能型免疫不全症(CVID)のin vitroでのIgG、IgMの産生がないグループのものがさらに細分化できることを明らかにした。さらに健常人ならびにX連鎖無ガンマグロブリン血症、高IgM症候群などの患児と比較検討し、我々の確立した方法が、CVIDの補助診断に有用であることが明らかになった。 2.IgA欠損症の患児において、RT-PCR法を用いてI alpha germline transcript, alpha circle transcriptおよびC alpha mature transcriptの発現を比較検討し、ともにIgAへのクラススイッチに異常を認めたが、一次性と二次性IgA欠損症の患児ではその障害部位が異なることを明らかにした。 3.高IgM症候群の孤発例においで、その病因がAID(Activation-induced cytidine deaminase)遺伝子のexon5のpoint mutation(R190X)であることを同定した。AID遺伝子の変異は他にいくつか同定されているが、dominant negative formの報告例はこれが最初である。 4.分類不能型免疫不全症の患児から末梢血単核球(PBMCs)を採取し、DNAチップにて解析を行った。この結果、健常人と比較して発現の低下している複数の遺伝子が確認され、現在これらの遺伝子の変異の有無の確認やcharacterizationおよび機能解析を行っており、興味ある結果が得られた。
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