研究課題/領域番号 |
15H01778
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構九州国立博物館 |
研究代表者 |
木川 りか 独立行政法人国立文化財機構九州国立博物館, 学芸部博物館科学課, 課長 (40261119)
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研究分担者 |
藤井 義久 京都大学, 農学研究科, 教授 (10173402)
犬塚 将英 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 保存科学研究センター, 室長 (00392548)
佐藤 嘉則 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 保存科学研究センター, 室長 (50466645)
日高 真吾 国立民族学博物館, 人類基礎理論研究部, 准教授 (40270772)
斉藤 明子 千葉県立中央博物館, その他部局等, 研究員(移行) (90250141)
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研究協力者 |
原田 正彦
北原 博幸
藤原 裕子
福岡 憲
小峰 幸夫
古田嶋 智子
トム ストラング
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
40,300千円 (直接経費: 31,000千円、間接経費: 9,300千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2016年度: 19,760千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 4,560千円)
2015年度: 15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
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キーワード | 文化財保存 / 殺虫処理 / 歴史的建造物 / 虫害対策 / 温風処理 / 生物被害 / 木材害虫 / 高温処理 / 文化財科学 / 文化財 |
研究成果の概要 |
本研究では、人体や環境に対して安全で、かつ有効な文化財木造建造物の殺虫処理として調湿温風による殺虫をとりあげ、漆などの彩色を施した日本の大型建造物に適用する手法を確立することを目的とした。基礎実験(試験用チャンバ約30m3)、応用試験(最大100m3のモデル試験棟)を通じて木材含水率を保持した状態で殺虫に必要な材芯温度(60℃)に制御できるシステムを試作し、最終的には実際の歴史的木造建造物の加湿温風処理に適用した。このような高い精度で温度と木材含水量をコントロールできる加湿温風による歴史的建造物の処理は、国内でも、また国際的にも初めての例と考えられる。
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