研究課題/領域番号 |
15H01800
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
牛田 多加志 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (50323522)
|
研究分担者 |
古川 克子 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90343144)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
38,610千円 (直接経費: 29,700千円、間接経費: 8,910千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2017年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2016年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2015年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
|
キーワード | 細胞分化コントロール / トポロジカル表面 / 引張応力負荷 / 細胞分化制御 / 細胞工学 / 生体材料 / 分化コントロール / トポロジー / 引張応力 |
研究成果の概要 |
トポロジカル表面の創製および引張応力負荷技術の開発を並行して進め,それらを統合することによりメカニクスとトポロジーの複合化システムの開発を進めた.具体的には,電子線リソグラフィを用い格子の一辺が1000 nmから200 nmまでの市松模様の微細表面パターン,およびマルチフォトン3次元造形技術によりマイクロオーダーの円錐,角錐,三角波,半円のトポロジカル表面の創製に成功した.一方,ステッピングモータのひずみ量をリアルタイムでコントロールする技術,ステージのX軸位置をコントロールしながら視野内の細胞の位置を補正する技術により,引張応力負荷時に細胞を顕微鏡の視野内に留める技術を開発した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,トポロジカル表面の創製技術と引張応力負荷技術を統合してメカニクスとトポロジーの複合化システムを構築した.細胞の分化コントロールには生化学刺激,材料からの刺激および物理刺激の3要素が重要であると考えられる.本研究においては,このうち2つの要素を同時に負荷することのできるシステムを開発した.このことにより,細胞の刺激受容機構・細胞分化に関する研究分野に新たな視点を導入し,さらにコストを抑制しながら細胞を分化制御することが可能という意味で,再生医療を始めとする細胞を用いた療法を医療として実現化するための重要な基盤技術となると考えられる.
|