研究課題/領域番号 |
15H01866
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 上智大学 (2016-2018) 京都大学 (2015) |
研究代表者 |
鎌田 東二 上智大学, グリーフケア研究所, 教授 (00233924)
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研究分担者 |
島薗 進 上智大学, 実践宗教学研究科, 教授 (20143620)
津城 寛文 筑波大学, 人文社会系, 教授 (30212054)
河合 俊雄 京都大学, こころの未来研究センター, 教授 (30234008)
永澤 哲 京都文教大学, 総合社会学部, 准教授 (40388210)
井上 ウィマラ 高野山大学, 文学部, 教授(移行) (40421292)
鶴岡 賀雄 南山大学, 南山宗教文化研究所, 研究員 (60180056)
野村 理朗 京都大学, 教育学研究科, 准教授 (60399011)
倉島 哲 関西学院大学, 社会学部, 教授 (70378884)
稲葉 俊郎 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80747832)
古谷 寛治 京都大学, 生命科学研究科, 講師 (90455204)
奥井 遼 同志社大学, 社会学部, 助教 (10636054)
林 紀行 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教 (80619510)
町田 宗鳳 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (10334450)
棚次 正和 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30241748)
篠原 資明 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (60135499)
齋木 潤 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (60283470)
金 香淑 京都大学, こころの未来研究センター, 連携研究員 (70548106)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
45,760千円 (直接経費: 35,200千円、間接経費: 10,560千円)
2018年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2017年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2016年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2015年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
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キーワード | 身心変容技法 / 霊的暴力 / 瞑想 / 脳神経科学 / マインドフルネス / 神秘体験 / オウム真理教事件 / 悪 / ワザ / 負の感情処理 / 霊的虐待 / 身体 / 負の感情 / 修行 / 負の感情の浄化 |
研究成果の概要 |
「身心変容技法」がもたらす負の側面の考察を主軸に考察した。例えば、気功修行で言う「入魔」、禅の修行で問題とされる「魔境」、諸宗教で信仰されてきた「悪魔・悪霊」などの観念や経験を含む「霊的暴力」という観点から総合的に研究を進め、研究成果を『身心変容技法シリーズ第1巻 身心変容の科学~瞑想の科学』『同2巻 身心変容のワザ』(ともにサンガ、2017年9月、2018年2月)として出版した。また、2018年9月9日に日本宗教学会で分担研究者5名と共に成果をパネル発表し、同学会誌『宗教研究』に掲載した。本科研の全活動と全成果は研究年報『身心変容技法研究』に掲載し、HP上でPDF全頁公開し社会還元している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「身心変容技法」とは、「身体と心の状態を当事者にとってよりよいと考えられる理想的な状態に切り替え変容・転換させる諸技法」を指すが、オウム真理教事件を始め、その理想や理念とは裏腹に、それが「霊的暴力」(超越的な世界観に裏付けられた破壊性)を引き起こすことがある。「身心の荒廃」が様々な局面で社会問題となっている時代状況下、その負の連鎖から抜け出ていくための宗教的リソースやワザ(技術と知恵)として「身心変容技法」を正当に位置づけるためにも、その負の局面の危険性や問題性を明らかにしつつその応用可能性の道を探ることは喫緊の課題であり宗教研究の責務である
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