研究課題/領域番号 |
15H02187
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
伊原 博隆 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 特任教授 (10151648)
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研究分担者 |
永岡 昭二 熊本県産業技術センター(ものづくり室、材料・地域資源室、食品加工室), その他部局等, 研究主幹 (10227994)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
42,770千円 (直接経費: 32,900千円、間接経費: 9,870千円)
2018年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2017年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2016年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2015年度: 15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
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キーワード | 超分子ゲル / 分子技術 / 分離剤 / 自己組織化 / 増幅キラリティ / 液体クロマトグラフィ / 二次キラリティ / 高選択性 / 分離システム / 有機無機ハイブリッド / 円偏光発光 / π共役系ポリマー / 吸着剤 / 分子形状識別 / センシング / 2次キラリティ / π共役系 / クロマトグラフィ / 相互侵入網状化 / 多孔質シリカ / 高次構造 / 液体クロマドクラフィ / コア・シェル粒子 |
研究成果の概要 |
複雑な成分から構成される混合物を迅速かつ精密に分析し、その中から有用な物質を分離・精製する技術は、古代から現代まで常に進化が求められてきた分析科学のタスクである。本研究は、この要求を満たすための新しい戦略的アプローチとして、機能性の官能基を精密に集積・配向させ、機能の増幅あるいは変換が可能となる超分子ゲルシステムを開発し、さらには、この超分子ゲルの機能をより効果的に発揮させるための高次構造の構築に着手した。結果として、この超分子ゲルシステムを導入した高選択的な液体クロマトグラフィ(HPLC)用分離剤の開発や、超分子ゲルと蛍光色素を組合せた分子センシングシステムの開発等に結びついた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医学・薬学において有用な物質は、その構造がわずかに変化することによって薬にも毒にもなる。中でも、幾何異性体や光学異性体と呼ばれる化合物群は、そのどちらか一方に深刻な毒性が存在することが多く、これを除去することが求められている。本研究課題は、このような分離精製の難易度が高い化合物群に対して高い選択性を産みだすための新しい手法を提案、提供するために研究を実施した。具体的には、環状超分子のように、それ自身で高い選択性を示す機能性分子材料を用いず、単純な化学構造からなる官能基を集め、並べ、配向させることによって選択性を実現した。
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