研究課題/領域番号 |
15H02459
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松山 倫也 九州大学, 農学研究院, 教授 (00183955)
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研究分担者 |
北野 載 九州大学, 農学研究院, 助教 (30635008)
坂口 圭史 九州大学, 農学研究院, 准教授 (50396280)
長野 直樹 宮崎大学, 農学部, 教授 (50437943)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
42,250千円 (直接経費: 32,500千円、間接経費: 9,750千円)
2018年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2017年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2016年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2015年度: 14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
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キーワード | ゲノム編集 / 育種 / マサバ / 完全養殖 / 攻撃性 / 生殖 / TALEN / カタクチイワシ / CRISPR/Cas9 / CRISPR/Cあs9 / 受精卵 / 水産学 |
研究成果の概要 |
マサバは養殖対象種として有望であるが、クロマグロ同様、稚魚期の共喰いにより生残率が著しく低い。本研究では、ゲノム編集技術を利用して、攻撃性関連遺伝子であるAVTR-V1a2を破壊したマサバの品種作出を目指した。その結果、TALENによりAVTR-V1a2の両アレルが破壊(ホモKO)された21尾の個体を作出することに成功した。今後、これらの個体を用いて、大量の稚魚を生産し、形質を評価する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、完全養殖系のマサバを対象として、攻撃性に関わる遺伝子をゲノム編集技術により破壊することで、共喰い行動を抑え生残率の向上した、養殖により適した形質をもつマサバの品種作製を試みたものである。本研究により、海産魚を対象にしたゲノム編集 を利用した育種の基盤技術が整備された。ゲノム編集食品の流通が解禁された現在、今後、成長産業として有望視されている魚類養殖産業において、育種の加速化が進展することが期待される。
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