研究課題/領域番号 |
15H02707
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
マルチメディア・データベース
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
鳥井 秀幸 神奈川工科大学, 情報学部, 教授 (20343642)
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研究分担者 |
上平 員丈 神奈川工科大学, 情報学部, 教授 (50339892)
鈴木 雅洋 常磐大学, 人間科学部, 助教 (30397046)
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研究協力者 |
高嶋 洋一
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | デジタルファブリケーション / 3Dプリンタ / アディティブマニュファクチャリング / 情報ハイディング / 電子透かし / コンテンツ流通・管理 / 著作権 / 3Dプリンター / 付加造形 / 付加製造 |
研究成果の概要 |
3Dコンテンツデータから実物体を造形するデジタルファブリケーションにおいて、データの違法コピーなどによる不正な造形を防ぎ、コンテンツデータの著作権を保護する技術を研究して、次の成果を得た。(a)微細構造化による実物体への情報埋め込み技術を確立した。(b)データの攻撃耐性、秘匿性を高める方法を明らかにした。(c)情報読み出し法を確立した。(d)シミュレーションによる構造の最適化、埋め込み可能な情報量を明らかにした。(e)コンテンツと埋め込み情報とのデータ合成ソフトウェアを作成した。(f)樹脂以外の材料での実現性を明らかにした。(g)近赤外蛍光色素を含有する樹脂を用いた方法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デジタルファブリケーションにおけるオリジナルコンテンツの著作権保護技術を提供できるようになる。従来、デジタルファブリケーションでコンテンツデータを不正に入手して違法に製造された実物体に対して、著作権を保護する方法はなかったが、本方法によれば実物体中に著作権情報を含ませるので、コンテンツデータの不正な利用や流通を抑制できる効果がある。デジタルファブリケーションを発展させる上でコンテンツの著作権問題は避けて通れない課題であり、本技術はこの課題を解決できるため、デジタルファブリケーションの普及・発展に貢献するという大きな意義がある。
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