研究課題/領域番号 |
15H02788
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
池谷 のぞみ 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10297723)
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研究分担者 |
高山 智子 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策情報センター, 部長 (20362957)
松本 直樹 慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (50588655)
田村 俊作 慶應義塾大学, 文学部(三田), 名誉教授 (70129534)
須賀 千絵 実践女子大学, 文学部, 講師 (80310390)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 健康医療情報 / エスノメソドロジー / 公共図書館 / がん相談支援センター / ヘルスリテラシー / 課題解決支援 / サービスデザイン / 患者図書室 / 知識共同体 / 情報サービス / がん相談支援 / 情報図書館学 / フィールドワーク / 知識社会学 |
研究成果の概要 |
市民の健康支援という観点から,健康医療情報を入手し,適切な治療を受けられる環境を身近な地域に作るためには,共通の目的を持つ専門家の組織を超えた知識共同体を構築することの有効性を,図書館情報学と国立がん研究センターの研究者が共同で二種類の知識共同体の構築を通じて提示した。一つ目の地域の医療機関・行政機関・公共図書館の担当者の知識共同体は,三者が参加するシンポジウムを全国で開き交流の機会を持つことで実現し,もう一つの知識共同体は,健康医療情報を市民に届ける全国の公共図書館,患者図書室の担当者が選書情報をwebで共有できるしくみを作って実現した。両者は現在機能して市民の健康支援に貢献しつつある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域包括ケアを実現する文脈において,従来あまり論じられることがなかったのが,情報の側面からの健康支援である。地域包括ケアの文脈において市民は,一方的に支援されるだけでなく,自ら情報を得て自分の価値観にあったケアを受けながら可能な限り住み慣れた地域で過ごすことが想定されている。本研究では,その都度必要な健康医療情報を地域で得られる環境を作るために,組織を超えた二種類の知識共同体を構想し,実際に構築した。これらの知識共同体が今後機能し,組織を超えて必要に応じて市民が質の高い健康医療情報を得られる環境が作られることで,地域包括ケアの考え方を実現に近づけることに寄与するであろう。
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