研究課題/領域番号 |
15H02793
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
海野 敏 東洋大学, 社会学部, 教授 (80232891)
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研究分担者 |
曽我 麻佐子 龍谷大学, 理工学部, 准教授 (40388161)
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研究協力者 |
平山 素子 筑波大学, 体育系, 准教授 (80344878)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 芸術諸学 / 舞踊学 / 自動振付 / モーションキャプチャ / データベースデータ / データベース / 国際情報交換 / イギリス:アメリカ / 芸術情報 / モーションデータ |
研究成果の概要 |
現代舞踊の振付創作を支援するために、プロダンサーの実演から収集した3Dモーションデータを合成するシステム“Body-part Motion Synthesis System (BMSS)”を開発した。このシステムを用いれば、最長3分程度のダンスシークエンスを創作し、3DCGでシミュレーションすることができる。このシステムがプロ振付家の創作活動に有用か評価するために、プロ振付家がBMSSで創作した作品を観客の前で上演する実験を行った。その結果、(1)振付家がBMSSを有用と評価したこと、(2)鑑賞者も有用と評価したこと、(3)作品への音楽・物語・感情の組み込みが行われたこと等が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、舞踊動作を体系的に分節化すれば、要素動作の組み合わせによって振付創作が可能になると発想し、このような手法を“分析合成型振付”と名付けた。この発想に基づいて三次元モーションデータを用いた振付創作システムを開発した意義は、次の3点にまとめられる。第1に、舞踊学においては、コンテンポラリーダンスの振付に内在する構造および美意識を操作可能な形式で記述することによって、基礎的な方法論を与えた。第2に、舞踊教育の現場に対しては、ダンス教育の新しいEラーニングツールを提供した。そして第3に、舞踊作品を制作・上演する現場に対しては、ダンスの新しい創作スタイルを提案した。
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