研究課題/領域番号 |
15H02909
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 大谷大学 (2018-2019) 群馬大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
江森 英世 大谷大学, 教育学部, 教授 (90267526)
|
研究分担者 |
森本 明 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (60289791)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 数学教育 / 聴覚障害児教育 / 数学的コミュニケーション / 測定 / 創発 / 経験的直観 / 算数・数学教育 / 初等・中等教育 / 小中高等教育 / 小中等教育 / 算数・数学 |
研究成果の概要 |
平成27~31年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究課題「健聴児ならびに聴覚障害児の数学的コミュニケーション能力の測定方法の開発」では、蓋然性という視点だけでは分析しきれなかった事例を、「経験的直観」という視点から分析するという新たな数学的コミュニケーション能力の測定方法を開発し、考察を行った。本研究では、こうした幾通りもその可能性がある選択的知覚に対し、瞬時にある特定の選択的知覚をもたらす直観を「経験的直観」と呼ぶことにした。これまでの数学学習を通して育てられてきた経験が、その人の数学的センスとして、他者には見えてこない問題の構造を直観的に直視することに成功させたと言うことができる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コミュニケーションの創発性の問題に取り組む中で、申請者は、個々の学習者の個別な主観的解釈のずれが重要な役割を果たすことを究明してきた。しかし、「コミュニケーションのずれ」が学習を阻害するという負の側面に対する教育学的考察が不十分であった。本研究では、コミュニケーションのずれをもたらす要因として、「経験的直観」という視点を新たに導入して、この視点に基づく数学的コミュニケーション能力の測定方法の開発を行った。本研究の成果の学術的かつ社会的意義は、新たな数学的コミュニケーション能力の測定法がもたらした事例の同定と特性分析により、個別の学習者によりそった算数・数学の指導法を提案したことである。
|