研究課題
基盤研究(B)
猿払川流域の湿原群の形成と、地形発達、海水準変動や気候変動等との関係を解明することを目的とした。地形・地質学的調査等に加え、上流から下流までの湿原でボーリング試料を採取し、シーケンス層序学的解析、年代測定、大型植物遺体、花粉、珪藻等の各分析を実施した。猿払川湿原の下~中流域では、縄文海進の影響を直接受け、その後湿原形成が開始した。上流域では海進の影響はなかったが、海退が始まってから湿原が形成され、当時の気候条件等が湿原形成に有利に働いたことが示唆された。中流域の中湿原では約2,400年前以降に、猿払川丸山湿原と上猿払西湿原では約1,300年前以降に、それぞれ現在型の湿原植生が発達し始めた。
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