研究課題/領域番号 |
15H03003
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
蒲池 利章 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (30272694)
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研究分担者 |
伊藤 栄紘 東京工業大学, 生命理工学院, 特任助教 (70707918)
田畠 健治 第一薬科大学, 薬学部, 准教授 (80312263)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2015年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 細胞イメージング / りん光プローブ / 活性酸素 / 酸素イメージング / 細胞 / 脂肪細胞 / 低酸素 / がん細胞 / Hypoxia / 1細胞 / 酸素ダイナミクス |
研究成果の概要 |
1細胞レベルの脂肪代謝機構の解明を目指し、脂肪細胞における酸素動態を明らかにした。3T3-L1の脂肪細胞への分化によって、前駆脂肪細胞と比べて、細胞内酸素濃度は低下することが明らかとなった。脂肪細胞を用いて、脂肪滴と酸素濃度の同時イメージングを行うことで、脂肪分解における活性酸素の影響を明らかにした。 また、細胞の酸素消費に低酸素ストレスが与える影響を明らかにするため、低酸素環境下における細胞の酸素消費の動的変化を観測し、低酸素ストレスにより、活性酸素消去系が更新することが分かった。ミトコンドリアの酸素消費変化は、急性的低酸素ストレスにより抑制されることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本申請研究では、既設の酸素濃度イメージング共焦点光学顕微鏡を用いて、細胞内酸素濃度のダイナミクスを明らかにすることを目的とする。一細胞内の酸素濃度のダイナミックスを測定することにより、これまで未開拓であった細胞内酸素濃度イメージングによる様々な細胞機能・生命現象の追跡を行った。本申請研究では、特に、外部刺激による酸素ダイナミクス測定を通して、様々な疾病、癌の難治療性などの現象の解明につながる研究が遂行できた。
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