研究課題/領域番号 |
15H03056
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 茨城県立医療大学 |
研究代表者 |
六崎 裕高 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (50550927)
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研究分担者 |
原 友紀 筑波大学, 医学医療系, 講師 (30431688)
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研究協力者 |
山崎 正志
伊藤 敦夫
村井 伸司
藤井 賢吾
柳澤 洋平
松本 佑啓
長島 克弥
野口 裕史
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 線維芽細胞増殖因子 / 骨粗鬆症 / ハイドロキシアパタイト / 骨形成 / 線維芽細胞増殖因子-2 / ハイドロキシアパタイトコーティング / 内固定材料 |
研究成果の概要 |
骨粗鬆症ラットを用い、FGF-2をハイドロキシアパタイトに担持した体内固定用ピン(Ap-FGFピン)の効果検証を行った。その結果、Ap-FGFチタンピンは、粗鬆骨においても固着強度の値が高く、初期固定性が良いことが示唆された。次に、Ap-FGFスクリュー周囲骨形成の効果と不良発生率の評価に関して、ウサギを用い検証を行った。その結果、Ap-FGF層には安定した骨形成作用があり、ピン周囲の骨形成不良のリスクを大幅に低減できることが示された。さらに、サルを用いてAp-FGFスクリューの安全性・有効性の検証を行った。その結果、Ap-FGFスクリューは安全であり、骨形成効果があると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
共沈担持法でシグナル物質であるFGF-2を担持させ徐放させる技術を体内固定用ピンに応用したのは、我々が初である。本技術は全て薬事法上の認可物である医療用材料のみで施行可能であるため、薬事申請を目指す場合に非常に有利である。この材料の開発は、骨粗鬆症患者の骨において有効な固定力を有する内固定材料開発の第一歩となる。これにより、健康寿命の延伸、介護費用の削減が期待できる。高齢化先進国として世界に発信すべき新しい技術になると考えられる。
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