研究課題/領域番号 |
15H03104
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
中井 敏晴 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 神経情報画像開発研究室, 室長 (30344170)
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研究分担者 |
Bagarinao E. 名古屋大学, 脳とこころの研究センター, 特任准教授 (00443218)
江見 美果 (上野美果) 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 神経情報画像開発研究室, 研究員 (00779697)
鈴木 敦命 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (80547498)
木山 幸子 三重大学, 教養教育機構, 特任講師(教育担当) (10612509)
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研究協力者 |
陳 聖馨 南洋理工大學
吉田 旭宏
楊 梵孛 國立精華大學
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 加齢 / 運動処方 / 脳機能計測 / fMRI / 帯状回 / 認知訓練 / 安静時脳活動 / 神経機能結合 |
研究成果の概要 |
fMRIを用いて高齢者に対する介入開始4週間後に運動処方の効果予測を行ない、運動処方の長期的効果を反映する脳活動指標を探索した。何れも前部帯状回の安静時脳活動が有力な指標候補と考えられた。認知負荷への応答特性を高精度で抽出するためのNeurofeedback fMRIを開発し年齢群間比較を行なったところ、若年者では後部帯状回と視覚野群の活動が脱賦活化されるが高齢者ではこの傾向は見られず、認知処理の予備能力減少を反映すると考えられた。対人認知機能の評定実験では高齢者は第一印象と一致しない情報処理への動機付けが弱いと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、高齢者を対象とした健康増進事業が盛んであるが、運動処方は薬剤の処方と異なり、その実施状況や効果を個人の特性を考慮しながら客観的に評価する手法がまだ十分に確立されていない。安静時脳活動は再現性がよく、運動感覚統合や脳機能の予備能力を基にした指標として行動データや脳の形態変化とも相関の傾向が見られる指標と期待される。Neurofeedback計測の結果はパーソナルロボットを応用した運動支援への応用が考えられた。対人信頼性認知実験の結果は、運動処方の実践的管理面で留意すべき事項を示唆していると考えられた。
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