研究課題/領域番号 |
15H03188
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
三木 菜緒美 (服部菜緒美) 帝京大学, 福岡医療技術学部, 准教授 (20461535)
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研究分担者 |
中島 久代 九州女子大学, 共通教育機構, 教授 (90227778)
宮原 牧子 筑紫女学園大学, 文学部, 准教授 (00636524)
鎌田 明子 東京農業大学, 地域環境科学部, 講師 (00533580)
伊藤 真紀 福岡工業大学, その他部局等, その他 (10750739)
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研究協力者 |
ウェルズ 恵子 立命館大学, 文学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ブロードサイド・バラッド / 英語圏文化 / バラッド文化 / 出版事情 / バラッド詩 / メディア / 出版 / 英語圏文学 / 英国社会 / アイルランド / スコットランド |
研究成果の概要 |
本研究は、18・19世紀の英国文化圏(イギリス、スコットランド、アイルランド)において、その主要な情報伝達媒体であった出版というメディアにより、バラッド文化が社会に与えた影響およびその需要の諸相を、地域別に、そして地域別の現象を比較しながら検討を行なった。その結果、イングランドにおける出版に関する法の整備に伴い、アイルランドではリプリント産業が栄え、英語教育の広がりとともにバラッド文化も広がったこと、イングランドやスコットランドでは、ブロードサイド・バラッドのメディアとしての性質を詩人が積極的に取り入れて社会問題や異文化をテーマに社会に発信していった事例が見られることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中世より口承で伝わる伝承バラッドや、バラッド形式を用いて職業詩人が作ったバラッド詩はこれまでにも研究されてはきたが、民衆文化としてのブロードサイド・バラッドに焦点を当てた研究はこれまでにあまりなされていない。この意味で、本研究は、英国文化圏の出版事情とその影響を視野に入れながら、これまであまり取り上げられることのなかったブロードサイド・バラッドを取り巻く様々な現象を取り上げて、その歴史を整理し、文化現象を分析・検証して社会に発信できたことは、学術的にも社会的にも大きな意義のあることであると考えている。
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