研究課題/領域番号 |
15H03459
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
津田 彰 久留米大学, 文学部, 教授 (40150817)
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研究分担者 |
岡村 尚昌 久留米大学, 付置研究所, 准教授 (00454918)
内村 直尚 久留米大学, 医学部, 教授 (10248411)
津田 茂子 帝京科学大学, 医療科学部, 教授 (20197700)
堀内 聡 岩手県立大学, 社会福祉学部, 准教授 (20725999)
伏島 あゆみ 金沢工業大学, 基礎教育部, 講師 (30782099)
田中 芳幸 京都橘大学, 健康科学部, 准教授 (50455010)
松田 英子 東洋大学, 社会学部, 教授 (30327233)
矢田 幸博 筑波大学, 学内共同利用施設等, 教授 (60751790)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | 自己認識のポジティビティとストレス評価の信念 / ストレス・マインドセット / ウェルビーイング / 生物心理社会学的モデルに基づく健康心理学的研究 / 精神神経内分泌免疫系反応 / ストレスのフィールド-実験統合研究法 / ストレス評価の信念 / 自己認識のポジティビティ / ポジティブ感情 / 糖尿病患者 / がん患者 / 管理職 / 幸福感 / QOL / マインドセット / セルフケア行動 / 媒介分析 / ポジティブ志向尺度 / ストレスマインド・セット邦訳版 / 心身の健康 / ストレス‐コーピング過程 / 自己認識のポジティストレス評価の信念 / 精神神経内分泌免疫系 / ストレスマインド・セット / トラスアクショナルモデル / 健康心理学 / 健康開発 / ストレスマネジメント行動変容 / 精神神経内分泌免疫反応 / ストレスーコーピング過程 / メンタルストレステスト / コルチゾール / 健康心理学的研究 / ストレス-コーピング過程 / 眠りモニター / フィールド-実験的研究 / 心理生物学的基礎過程 |
研究成果の概要 |
自己認識のポジティビティ(人生へのポジティブ志向、いきいき度、主観的幸福感、主観的ウェルビーイングなど)とストレス評価の信念(ストレス・マインドセット)がストレス‐コーピング過程において果たすストレス抵抗性の役割と作用メカニズムの解明を試み、その作用メカニズムを媒介分析と共分散構造分析から明らかにした。また、生物学的基礎過程を精神神経内分泌免疫系反応と睡眠時の心臓血管系変化から検討し、心身機能に及ぼす影響を証明した。親切行動が主観的ウェルビーイングを向上させることを縦断的に実証できたことで、介入実践に向けた科学的根拠を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストレス‐コーピング過程における自己認識のポジティビティとストレス評価の信念の適応的役割を実証的に証明できた。近年のポジティブ心理学の発展を背景にして、さまざま提唱されている自己認識のポジティビティの概念(主観的ウェルビーイングや主観的幸福感、人生へのポジティブ志向、人格的成長感、いきいき度、ストレス・マインドセットなど)の心身に及ぼす恩恵的効果について、生物学的基礎過程を含めた作用メカニズムを解明できた意義は大と考える。国民が健康的で幸福な人生を送るために社会実装化した介入方策の科学的根拠を得ることができたことにより社会的貢献は大と考える。
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