研究課題/領域番号 |
15H03814
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 弘前大学 (2018) 東京工業大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
竹内 大介 弘前大学, 理工学研究科, 教授 (90311662)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | 高分子合成 / 遷移金属触媒重合 / ハシゴ型高分子 / 複核錯体 / ポリオレフィン / 共重合体 / ブロック共重合体 / ネットワークポリマー / カチオン重合 / ポリスチレン / 合成化学 |
研究成果の概要 |
二つの線状高分子同士が複数の架橋部分構造で連結されたハシゴ型高分子の合成法は、反応性側鎖を有する直鎖高分子の多重環化反応や、多官能性モノマーの重縮合・重付加などに限られていた。本研究では、環状構造を有する二核ニッケル錯体触媒を用いたエチレンと非共役ジエンとの共重合により、有機溶媒に可溶な架橋高分子の合成に成功した。さらに、同様の配位子を有する二核パラジウム触媒を用い、エチレンと官能基を有するジエンとの共重合を達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
二官能性ジビニルモノマーを用いた共重合においては、通常は多数の高分子鎖同士のランダムな架橋反応が起こり、有機溶媒に不溶な架橋高分子が生成し、完全なハシゴ型高分子は得られない。本研究では二核ニッケル錯体を触媒に用いることで、選択的な架橋反応を促進し、有機溶媒に対する可溶なハシゴ型ポリオレフィンの合成を達成した。二核金属錯体触媒が、エチレンと様々なジビニルモノマーとの共重合に応用できる可能性を見出した。
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