研究課題/領域番号 |
15H03939
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
吉村 卓也 首都大学東京, システムデザイン研究科, 教授 (50220736)
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研究協力者 |
古屋 耕平
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2015年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 振動騒音低減 / 時刻歴応答 / 感度解析 / 構造変更 / モード解析 / 機械力学・制御 / 振動低減 / 疲労耐久 |
研究成果の概要 |
機械構造物の振動騒音評価においては,その平均的なレベルではなくショック入力等に対する時刻歴応答においてそのピーク値の低減が求められることも多い.申請者は従来周波数領域の応答に対して用いられていた感度解析を時刻歴応答に拡張し,時刻歴のピークを低減させるための感度解析法を提案した.入力は再現性があれば良く,その特性は未知のものでも良い.本研究においては提案法の有効性を確認し,質量付加だけでなく剛性付加や減衰付加にも適用範囲を拡大した.また放射音低減のためにパネルの曲げ振動を対象とした適用法を検討し,計測においてはひずみ応答を活用する方法を提案した.さらに感度解析と寄与解析の関連性を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の構造解析法においては過渡現象対策のための有効な手法が無い.時刻歴応答のピークを効果的に低減させることは産業機械などの疲労耐久性能に密接に関わることからこれを有効に低減できることは社会的意義が大きい.提案法では例えば,質量増加をなるべく抑えながら効果的な剛性補強を行うことによりピークを低減させたり,逆に質量を部分的に削減することによりピーク低減を実現する可能性を探ることも可能である.
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