研究課題/領域番号 |
15H04193
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
仁宮 一章 金沢大学, 新学術創成研究機構, 准教授 (10379125)
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研究分担者 |
高橋 憲司 金沢大学, 生命理工学系, 教授 (00216714)
生越 友樹 金沢大学, ナノ生命科学研究所, 教授 (00447682)
黒田 浩介 金沢大学, 生命理工学系, 助教 (10748891)
政井 英司 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (20272867)
山岸 忠明 金沢大学, 物質化学系, 教授 (90220251)
覚知 亮平 金沢大学, 自然システム学系, 特任助教 (00743816)
野口 愛 国立研究開発法人国立環境研究所, 環境リスク・健康研究センター, 特別研究員 (30724207)
遠藤 太佳嗣 金沢大学, 自然システム学系, 特任助教 (50743837)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | バイオマスリファイナリー / イオン液体 / セルロース / リグニン / 樹脂 |
研究成果の概要 |
本研究では、イオン液体を用いて、木質系バイオマス中のリグニンを「リグニンモノマー」、「リグニンオリゴマー」、「リグニン残渣」の3種類にプロセッシングし、それぞれから、「新奇エポキシ樹脂」、「超高分子量・構造化樹脂」、「無機材料との複合化材料」を合成する。本技術は、木質系バイオマスの多糖成分に加えて、リグニンをも高度利用する「完全型バイオマスリファイナリー」の基盤となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発されるリグニンの化学資源としてのカスケード的高付加価値化技術は、バイオマスリファイナリープロセス全体の経済的収支に極めてプラスに働く。また、本研究で開発するリグニン由来の高分子は、従来の石油由来の高分子では達成できない新奇な構造・性質を持つと予想される。本研究は、従来の多糖成分に加えて、リグニンをも高度利用する「完全型バイオマスリファイナリー」のための基盤技術である。現在のオイルリファイナリーに代わる次世代産業の鍵技術であることから、資源に乏しい日本での意義は大きい。また、地球温暖化ガスの削減の観点からも意義は大きい。
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