研究課題/領域番号 |
15H04511
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
戸田 浩人 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (00237091)
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研究分担者 |
崔 東壽 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (20451982)
五味 高志 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (30378921)
吉田 智弘 東京農工大学, 農学部, 講師 (60521052)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2015年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
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キーワード | 有機物分解 / 土壌有機物 / モル型土壌 / ムル型土壌 / 渓流生態系 / 外生菌根菌 / ナラ林 / 萌芽更新 / 土壌浸透 / 堆積有機物層 / 森林立地 / 林学 / 放射線 / 土壌圏現象 / 物質循環 / 菌根菌 / 食物連鎖 |
研究成果の概要 |
森林生態系の放射性Cs動態について林床有機物を中心に調査し、以下の成果が得られた。有機物分解が速く有機物層が薄い立地(ムル型)では、鉱質土層への放射性Csの浸透が多かった。一方、有機物層の厚い立地(モル型)は、その層に放射性Cs蓄積と樹木(ナラ類)細根が多く、ムル型よりもナラの葉・枝・幹材など樹体の放射性Cs濃度が高かった。また、土壌有機物の分解程度を表すC/Nと放射性Cs濃度には負の相関が、土壌炭素と放射性Csの存在量比には正の相関が認められた。このように森林では林床有機物の状態が放射性Cs動態を左右していた。今後の森林利用を考えるうえで、放射性Csの循環機構を解明していく必要がある。
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