研究課題/領域番号 |
15H04631
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
赤井 周司 大阪大学, 薬学研究科, 教授 (60192457)
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研究協力者 |
杉山 公二 大阪大学, 大学院薬学研究科, 大学院生
川西 真司 大阪大学, 大学院薬学研究科, 大学院生
大木 康寛 大阪大学, 大学院薬学研究科, 大学院生
沖 晋矢 大阪大学, 薬学部生
KUNDU Dhiman JSPS, 特別研究員
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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キーワード | 多孔質無機担体 / 加水分解酵素 / ワンポット反応 / 不斉合成 / 動的速度論的光学分割 / 分子内環化反応 / 酵素触媒 / 多段階ワンポット反応 / 動的光学分割 / プロパルギルアルコール / 合成化学 / 酵素反応 / ラセミ化 |
研究成果の概要 |
有機合成化学において,各反応生成物を単離精製しない多段階ワンポット反応は環境低負荷合成法として極めて重要である。最近著者は,その目的に適う方法として,加水分解酵素リパーゼと,オキソバナジウム触媒を同時に用いる動的速度論的光学分割 (DKR) 法を開発した。この際,リパーゼとバナジウムが反応して互いを失活させる問題を,多孔質無機物質メソポーラスシリカの細孔を利用して解決した。本申請研究では,多孔質無機担体の細孔特性を明らかにすることで,DKR法を更に発展させた多段階ワンポット不斉合成法を開発した。さらに,DKRと分子内環化反応が連続進行するより高次の多段階ワンポット反応も達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の有機合成法では, 各反応工程終了後, 目的物質を単離精製し, 次の反応に供するのが常識であった。しかし, この方法は, 単離精製過程で大量の有機溶剤や精製用担体を用いるために大量の廃棄物を生じ, エネルギーや時間の消費も大きな社会問題であった。本研究で著者は,環境低負荷触媒である加水分解酵素を活用し、光学的に純粋な化合物を合成する多段階反応をワンポットで実施することを可能にした。光学的に純粋な化合物は、医薬品や農薬等の開発で極めて重要である。本研究成果は、これらの製造工程を革新する有効な手段になることが期待される。
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