研究課題
基盤研究(B)
我々はこれまでにC型肝炎ウイルス(HCV)のコア蛋白質の成熟に宿主のシグナルペプチドペプチダーゼ(SPP)が必須であることを報告している。本研究ではSPPと相同性が高いガンマセクレターゼ阻害剤の中からSPPに対して阻害効果のある化合物を検索し、化合物のジベンゾアゼピン構造がSPPの223番目のバリンと相互作用することにより高い阻害活性を示すことを明らかにした。SPP阻害剤は全ての遺伝子型のHCVコア蛋白質の成熟を阻害し、SPP阻害剤の存在下で継代しても耐性ウイルスは出現しなかった。本研究により、SPPは慢性C型肝炎治療薬の新しい創薬標的となり得ることを提案できた。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 3件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 10件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (20件) (うち国際学会 13件、 招待講演 1件) 備考 (1件)
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