研究課題/領域番号 |
15H05215
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
グリーン・環境化学
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研究機関 | 熊本県産業技術センター(ものづくり室、材料・地域資源室、食品加工室) |
研究代表者 |
永岡 昭二 熊本県産業技術センター(ものづくり室、材料・地域資源室、食品加工室), その他部局等, 研究主幹 (10227994)
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研究分担者 |
伊原 博隆 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (10151648)
城崎 智洋 熊本県産業技術センター(ものづくり室、材料・地域資源室、食品加工室), その他部局等, 研究主任 (70554054)
佐藤 崇雄 熊本県産業技術センター(ものづくり室、材料・地域資源室、食品加工室), その他部局等, 研究主任 (80467977)
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研究協力者 |
野口 広貴
QIU Hongdeng
Dong Wei
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 分離 / カラム充填材 / ポリマー粒子 / カーボン材料 / 多環芳香族炭化水素類 / 環境ホルモン / セルロース / 分離技術 / 充填材 / 吸着クロマトグラフィー / 球状粒子 / シリカ担体 / カーボン粒子 / 環境分析 / 環境技術 / 反応・分離工学 / 水資源 / 分離材料 |
研究成果の概要 |
PM2.5や黄砂など、一次粒子、二次粒子に含まれる有害な多環芳香族類(PAHs)及びその誘導体は、石炭燃焼、自動車排気ガスなどに見いだされ、緻密にリスク評価がなされている。いずれの発生源も、我が国にとっては偏西風の風上にあたる東アジア諸国であるため、精密な環境分析が重要となっている。本研究では一次粒子の発生源でもある中国甘粛省を中心とした黄河上流域と、揚子江流域に存在する江蘇省の大湖周辺においての、水質の状態を鑑み、我々が設計・調製した3種の独自のカラム充填材を用いて、環境汚染物質(PAHsおよび芳香族炭化水素類、窒素酸化物)に対する分離実験を実施し、その分離特性とメカニズムを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多環芳香族類(PAHs)及びその誘導体などの環境ホルモン等は、石炭燃焼、自動車排気ガス、木材燃焼、喫煙など日常的に見いだされ、環境保健クライテリアにおいて緻密にリスク評価がなされている。PAHsは水に溶けにくく、河川などに流入するとただちに水中の浮遊物質に吸着し、底質に移行する。さらに、食物連鎖により生物体内にも移行しうる。大気中で光や酸素、窒素により分解した物質も、雨水等によって河川や止水に流入し、水質の汚染が悪化する。一次粒子、二次粒子、さらにはPAHsいずれの発生源も、我が国にとっては偏西風の風上にあたる中国を中心とする東アジア諸国であるため、発生源での精密な環境分析が重要となっている。
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