研究課題/領域番号 |
15H05525
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2018) 豊橋技術科学大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
秋田 一平 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 主任研究員 (10612385)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
23,530千円 (直接経費: 18,100千円、間接経費: 5,430千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
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キーワード | アナログ・デジタル集積回路 / 脳活動計測 / 圧縮センシング / フレキシブル / アナログ・デジタル集積回路設計 |
研究成果の概要 |
本研究期間においては、脳・機械接続技術(Brain machine interface)を実現のための研究開発として生体埋込デバイスの目指しており、主に、フレキシブルデバイス(生体適合パッケージかつセンサ/無線通信・給電用アンテナ)とLSIチップ(アンプ、ADC、無線回路等)の融合プロセス、及び、圧縮センシング理論をLSI化(ハードウェア化)を行った。前者については体内の埋込デバイスへの無線給電を想定したシステムを実現・実証し、後者については脳活動センシングを想定した100chアナログ計測と信号圧縮を同時に行うLSIの試作・実証に成功し、従来比で約80%の低消費電力化に成功している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳活動計測など、生体内部をセンシングするためには長期的にかつ安定・安全に計測ができるための小型化・生体適合性・低消費電力化・体内への給電等様々な技術的課題を克服する必要がある。本研究で得られた結果から、生体適合性を保ちつつ小型化・高機能化を両立するような実装技術を確立できた。一方で、生体センシングに際しては情報量をより多く得るために多チャネル化が進んでおり、データ量増大に伴う消費電力増加が問題となりより効率的な情報圧縮手法が要求されている。これを解決する技術として、センシングと情報圧縮を同時に行う新たな計測技術を考案した。これらは、将来の安定・安全な生体センシングに貢献するものと期待できる。
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