研究課題/領域番号 |
15H05690
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
五十嵐 歩 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20595011)
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研究協力者 |
齋藤 弓子
二宮 彩子
山本 則子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ケアの質指標 / 長期療養施設 / 高齢者 / アウトカム / プロセス |
研究成果の概要 |
本研究では、簡便にデータ収集でき、施設間比較の可能な長期療養施設におけるケアの質指標を開発した。選定されたアウトカム指標項目の妥当性・活用可能性を検討するため、医療療養病棟を有する医療機関4施設においてケアの質改善活動を実施し、活動前後のアウトカム指標の変化を検討した。身体拘束の必要性の評価および解除、褥瘡リスクアセスメント、転倒・転落リスクアセスメントにおいて、介入前よりも介入後で実施割合が高く、これらの指標の変化はケアの質改善活動によるケアの質向上を反映している可能性が示唆された。今後、日常業務の中で負担なく質指標データを収集し、ケアの質改善に活用できるシステムを構築することが課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した質指標は、ケアの質に課題を抱える医療療養病床における質改善の取り組みの効果を客観的に評価することに活用できる。またこの質指標は、医療療養病床だけでなく介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、在宅ケア等、すべての長期療養の場で活用可能な標準的な手法となり得る。将来的には、スタッフの人員配置や利用者特性が異なる施設・事業所間でケアの質を比較できることが期待される。
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