研究課題
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本研究では、歴史叙述思想を含む仏教者の自他認識が、国民国家の成立期において如何に変容していったのかを検討した。すなわち近世後期から敗戦後の時期に至るまでの仏教者の国家論・道徳論・歴史論を考察し、その作業を通して「日本仏教」なる概念の本質化の総合的記述に取り組んだ。具体的には、①1853年以降の僧侶による仏教観の変遷、②明治20年代における仏教者の道徳論、③同30年代の仏教者の教育事業と修養論、③大正・昭和期の仏教史叙述とナショナリズム、④敗戦後の「日本仏教」言説の変容、といった四課題に対して学術成果を示し、近代国家における言説装置としての「日本仏教」の役割への更なる理解に貢献した。
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Anais do XI Congresso Internacional de Estudos Japoneses no Brasil / XXIV Encontro Nacional de Professores Universitarios de Lingua, Literatura e Cultura Japonesa
巻: XXIV ENPULLCJ/XI CIEJB (2016)
日本思想史学
巻: 47 ページ: 28-36
宗教研究
巻: 383 ページ: 161-165
Japan Review
巻: 28 ページ: 249-252