研究成果の概要 |
テータ関数(吉田リフト, Harris-Soudry-Taylor(HST)リフト), およびL関数の特殊値について研究をした. 以前の研究で得られていた内積公式の応用を研究し, いくつかの仮定の下で, 実二次体上のHilbert保型形式のRankin-Selberg型L関数に対し, その特殊値が非自明となるtwistの存在について結果を得た.
また以前の結果で, 特別なBessel周期に対し, そのL関数との関係を記述したが, これをより一般的なBessel周期の場合に考察をした. 明示的な結果については研究中であるものの, 吉田リフトの場合と同様の定式化が出来ることを確かめた.
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