研究課題
研究活動スタート支援
3次元以上の有限温度共形場理論の運動量表示2点関数を(量子力学的)厳密S行列の文脈で知られている代数算法を用いて求める方法を開発しました.主な研究成果は次の通りです.まずUnruh効果を使った有限温度共形場理論の作り方を埋め込み法を用いて再構築しました.次に共形対称性の帰結として運動量表示2点関数がある漸化式を満たさなければならないという事を示しました.この漸化式は有限温度の場合の共形Ward-Takahashi恒等式と見なせる物で,この漸化式を解くことで遅延・先進2点関数,時間順序積2点関数,正・負振動数2点Wightman関数など全ての2点関数が任意の次元d(>2)で求まる事を示しました.
すべて 2017 2016 2015 その他
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)
International Journal of Modern Physics A
巻: 32 号: 02n03 ページ: 1750006-1750006
10.1142/s0217751x17500063
130006711479
http://aries.phys.cst.nihon-u.ac.jp/~ohya/