研究課題/領域番号 |
15H06884
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
層位・古生物学
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研究機関 | 独立行政法人国立科学博物館 |
研究代表者 |
木村 由莉 独立行政法人国立科学博物館, 地学研究部, 研究員 (50759446)
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研究協力者 |
新井 嘉則
Cerling Thure
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研究期間 (年度) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脊椎動物化石 / 生物地球化学 / 小型哺乳類 / 食性進化 / 古生態学 / 古脊椎動物学 / 層位・古生物学 / 生物進化 |
研究成果の概要 |
ニッチ競争下にある動物の食性進化を追跡することを目的に,長時間スケール(700万年間)で共存した2つの小型哺乳類グループを対象に分析を行った.この結果,共存期間の前半期では,グループの食性は対照的になるような変化を示し,動物同士の相互的な作用が強かったと推測される.一方,後半期では,共存グループが互いに収束し同じような変化パターンを示すことから,環境に起因するフィルタリングが強くなったと推測された.同じ生態系で共存するには,系統的の近縁性に関係なく,共存初期時に食性を変化する必要があり,系統的に遠い関係のほうが,長く共存できることが明らかとなった.
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