研究課題/領域番号 |
15H06920
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 公益財団法人元興寺文化財研究所 |
研究代表者 |
山口 繁生 公益財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (00752370)
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研究期間 (年度) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 保存科学 / 保存処理 / 出土木製遺物 / 出土木材 / 文化財 / 出土木製品 |
研究成果の概要 |
これまでの出土木製品の保存処理研究では、出土木材が実験試料として使用されてきた。しかしその数は限られており、また均質な試料でもない。本研究では出土木材を模した擬似出土木材を調製するため、現生材を人工的に劣化させる方法の開発を行った。研究の結果、前処理としてフェントン反応を用いて現生材を劣化させることで、セルロース分解酵素による現生材の劣化が可能になることを確認した。フェントン反応とセルロース分解酵素による劣化を繰り返すことで、含水率を上昇させるとともに、出土木材の化学組成に近づけることに成功した。
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