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モダリティ間マッピングの自己組織化学習モデル

研究課題

研究課題/領域番号 15K00208
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 認知科学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

牧岡 省吾  大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (60264785)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード共感覚 / 自己組織化学習 / ニューラルネットワーク / モダリティ間マッピング / 心的空間 / 多感覚統合
研究成果の概要

数字や曜日について考えると、それらが特定の配列で並ぶイメージが自動的かつ強制的に喚起される共感覚を持つ人々がいる。数字や曜日の配列は個人ごとに異なっており、曲線やジグザグなど不規則な形状を持つ場合もある。このような現象は、数字の量や曜日の順序を扱う脳の部位と空間を扱う脳の部位の間で自己組織化学習が生じているという考え方でうまく説明できる。本研究では、そのような不規則な形状が共感覚を持たない人々の脳内に意識されることなく存在するかどうかを検証した。様々な心理実験を行った結果、非共感覚者においても数字や曜日の配列について共感覚者と同様な特性が存在することが分かった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の研究においては、共感覚を持たない人々は左から右に向かう「心的数直線」をもつという説が有力であった。本研究では、「心的数直線」の向きや形状について、特定の仮説によらずに検証を重ねることにより、実際にはその向きや形状が個人間で多様であり、不規則な場合もあることを明らかにした。これが本研究の学術的な意義である。さらに本研究によって、共感覚を持たない人には意識できない数や曜日と空間との対応関係を、心理実験を通して可視化する方法を開発することができた。これは自らの心について知りたいという多くの人々の欲求を叶えるものであり、それが本研究の社会的意義である。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 空間的配列共感覚の 自己組織化学習モデル2015

    • 著者名/発表者名
      牧岡 省吾
    • 学会等名
      日本神経回路学会
    • 発表場所
      〒182-8585 東京都調布市 調布ケ丘1丁目5-1 電気通信大学
    • 年月日
      2015-09-02
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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