研究課題/領域番号 |
15K00339
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトコンピューティング
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
折登 由希子 広島大学, 社会科学研究科, 准教授 (60364494)
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研究分担者 |
花田 良子 関西大学, システム理工学部, 准教授 (30511711)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 進化計算 / 制約処理 / 次元削減 / 資産配分問題 / 大規模大域的最適化問題 / ポートフォリオ複製 / 制約付き探索空間の無制約化 / 制約付き最適化問題 / 探索空間の限定 |
研究成果の概要 |
制約付き最適化問題は、制約を満たす実行可能解と制約を満たさない実行不可能解が多数存在する設計空間上において、実行可能解の一つである最適解を見つける問題である。メタヒューリスティクスの代表的探索手法である進化計算は、制約条件が存在する設計空間上では、探索した解が実行不可能領域にあれば、何らかの方法でその解を実行可能領域に移動させる制約処理操作を要する。このため、制約処理操作はしばしば探索の鈍化を引き起こす。この問題を解決するため、三角関数を利用して、制約付き探索空間を無制約な探索空間へ変換する変換式の開発を行った。等式制約付き最適化問題に対して、変換式を進化計算に利用することのの有効性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メタヒューリスティクスの代表的探索手法である進化計算は強力な最適解探索ツールであるが、無制約な設計空間上において特に、非常に高い探索性能を示すことが分かっている。しかしながら、実問題の多くは制約付き最適化問題であり、このような制約付き最適化問題においても進化計算の有効性を広く発信する必要がある。 本研究では、制約付き探索空間における進化計算の利用に際して問題となる実行不可能解の制約処理方法として、制約付き探索空間を無制約な探索空間へ変換する変換式の開発を行った。本研究の成果は、従来進化計算を利用していなかった分野において、進化計算を適用するためのブリッジとなる。
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