研究課題
基盤研究(C)
ビオロゲン化合物をメディエータとする電極還元反応に基づくセレン(Se)回収方法の実用性を高める検討から、(1)ビオロゲン誘導体を電気化学酸化して密度1×10-10 mol cm-2で固定化した炭素電極は亜セレン酸からSe回収に有効であること、(2)N+位の官能基にアミノ基を有するビオロゲン誘導体はメチルビオロゲンよりも高い亜セレン酸還元促進能を示すること、(3)排液中に含まれるイオン成分を電解の電解質として利用できることなどの成果が得られた。化学反応と組み合わせたセレン酸からSe回収、およびテルルオキサニオンからテルル回収においてメディエータ型還元の優位性は確認できなかった。
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