研究課題/領域番号 |
15K00667
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境政策・環境社会システム
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
小杉 隆信 立命館大学, 政策科学部, 教授 (30273725)
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研究分担者 |
小幡 範雄 立命館大学, 政策科学部, 教授 (70224300)
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研究協力者 |
下田 吉之
杉山 昌広
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | エネルギー・環境システム / 技術政策分析 / レジリエンス / 持続可能性 / サステイナビリティ |
研究成果の概要 |
これまでに利用開始後に予期せず問題が生じて停止や撤退に至った環境・エネルギー関連技術に関する基礎調査を行った上で、原子力発電、気候工学(具体的には危険な地球温暖化の防止を意図した成層圏への微粒子散布)、都市エネルギーシステムを対象として、これらの運用の不安定性に対するレジリエントな利用戦略を分析した。数理計画モデルおよびアンケート調査に基づく定量的分析手法を提案し、その実施を通して、予期しない停止が懸念される個別技術の望ましい利用規模を導出し、技術システム全体としてレジリエンスを高めるために優先的に取り組むべき政策を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、環境・エネルギーに関する技術システムが内包する、一部技術の将来の予期せざる環境上・安全上の懸念浮上による停止(撤退)、という状況変化リスクを対象として技術システムのレジリエンスを考える点に特色を有する。環境エネルギー技術の開発・利用戦略に関する評価において、このような停止(撤退)に着目して深く掘り下げた例は少ない。さらに、近年「責任あるイノベーション」の考え方が重要視されているが、この分野の研究は概して定性的であるのに対して本研究は、技術の停止(撤退)可能性という限られた観点ながら、これを支援する定量的な研究としても位置付けられる。
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